

池田学展「誕生」は圧倒的な筆力と密度でした!
今日は池田学展「誕生」を見に行きました。 池田さんの非常に精密なペンで描かれた、3m×4mの大作です。
製作に3年3ヶ月かかったのも納得です。
ミクロな視点から、人が蟻のように見える巨大な木の対比が凄いです。
視点を変える度に、自分の立ち位置がかわるようで、クラクラします。
それと、同時に時間も越えていきます。
絵の右下には荒れ狂う海、
左下には3.11の津波を思い出させる瓦礫の山。
それらを根っこで抱え込みながら、ずっしりと立つ老木。
そこからは、花が満開に咲き乱れている。
破壊と再生。
よくあるテーマではありますが、圧倒的な筆力と密度のため、
巨大な作品が自分の上になだれ込んでくるように思えます。
素晴らしかったです。
"ミヅマアートギャラリーでは約7年ぶりの個展となる本展の中心は、佐賀、金沢で話題をよんだ最新作《誕生》。
東京では初公開の本作は、東日本大震災をきっかけに制作された、縦3×横4メートルという大型の作品。構想は2年、制作は3年3ヶ月を費やした大作"
池田学展「誕生」
会期:2017年7月26日〜9月9日