

アートは考えないと、本当に面白いところは解らない
よく皆さん勘違いされていることですが、芸術特に、現代アートなどは「考える力」がないと、本当の意味では楽しめません。 芸術は感性を豊かにするもので、頭で考えるのではなく、心で感じることが大切だと一般的には考えられています。 なぜ、そういう考え方が主流なのか? 一つには、今の義務教育での美術教育のせいだと思います。 美術の時間は、作品を描くことがメインで、しかも、大概は自由に描きなさいと言われるだけです。 絵具をどう混ぜれば、どういう色になるか? 沢山の色を混ぜれば、混ぜるほど、色は黒くくすんでくる、という基本的な知識(減法混合)さえ教えられないので、 自由に自分の思いのままに、描きたいと思っても、それに反して、思考錯誤して色を混ぜていくうちに、自分が考えているイメージと違う、残念なものしか出来上がらなくて、「絵を描くのは嫌いだ。」と思い込む人も多いです。 または、自分の感情を紙にぶちまけて、感情を発散させてカタルシスを得る行為が、絵画だと勘違いしている人もいます。 現在においては、素人の絵画以外では、自己満足のそんな自分の内面をただぶちまけたような